【デトロイトモーターショー14】フォード F-150、米ベストセラー車が新型に…320kg減の軽量ボディに2.7エコブースト

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新型 フォード F-150
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米国の自動車大手、フォードモーターは1月13日、米国で開幕したデトロイトモーターショー14において、新型フォード『F-150』を初公開した。

F-150は、フォードモーターの主力大型ピックアップトラック、フォード『Fシリーズ』の中核モデル。Fシリーズといえば、米国で最も売れている車。米国の年間新車販売ランキングにおいて、32年連続で第一位。ピックアップトラック部門では、37年連続でナンバーワンを誇る。2013年は、前年比18.3%増の76万3402台を販売。

新型F-150のハイライトは、大幅な軽量化。高張力スチール製フレームに、航空機にも採用されるアルミ素材を使った車体を組み合わせることで、先代比で最大およそ320kgもの軽量化を果たした。フォードモーターによると、牽引力、加速性能、ブレーキ性能、燃費などの面に、軽量化が効果を発揮しているという。

新型F-150のパワートレインは、ガソリンエンジン4種類。5.0リットルV型8気筒や3.5リットルV型6気筒などに加えて、「2.7エコブースト」が新登場。先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルユニットを設定した。

現時点では、2.7エコブーストのパワースペックは公表されていない。フォードモーターによると、過酷な砂漠レース、「バハ1000」において、延べ1600万kmもの走行テストを実施。軽量コンパクト設計で、中級レンジのV8エンジンに匹敵するパワーを獲得しているという。なお2.7エコブーストには、アイドリングストップ機能が付く。

また新型には、11種類ものクラスをリードする装備を採用。例えば、360度ビューのカメラ、400Wの電源ソケット、LEDヘッドライト、リモートテールゲートリリースなどが用意される。新型F-150は2014年内に、米国市場で発売される予定だ。

《森脇稔》

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