【東京オートサロン14】サイバーセリカTA22改登場…FRPパーツとEV化と電気ポットで武装

エコカー EV
サイバーセリカ
  • サイバーセリカ
  • FRPパーツでかなりきれいにレストアされている
  • ここを開けると給油口がでてくる車があったが…
  • ギャラリーへの出展ということで、ガイコツギミックでアピール
  • バッテリーの下にモーターが設置されている
  • Tuned by TIGER。たぶんお茶を入れることもできるはず
  • リアトランクに設置されたバッテリー
  • メーターパネルにはアナログ式の電圧計。なつかしいサイバーだ

オートサロン会場、北ホールでは「チューニングカーギャラリー」という展示コーナーがある。チューニングカーやカスタムカー専門の雑誌社が読者や広告主(ショップなど)のチューニングカーを展示するコーナーである。

「Gワークス」のギャラリーでは「サイバーセリカ」という変わった改造車が展示されていた。ベース車は『セリカ(TA22)』。俗にダルマと呼ばれていた車だ。これにドアやボンネット、フェンダーなどをFRP化し、EV化したものだ。制作したのは鳥取でカーボンやFRP製品の製造販売を行っている会社の社長だそうだ。本人は、片道15kmくらいの距離をこの車で通勤しているという。通勤に使うということで、EV化やFRPボディとしながら構造変更の改造車検を取得しているので、車検証の型式認定欄には「TA22改」と記入されている。

搭載しているバッテリーは通常の鉛バッテリーを10個となる。これを直列につなぎ120Vでモーターを駆動する。充電は家庭用の100Vと200Vが利用できる。フル充電で30kmは走るそうだが、帰宅時と会社で充電していればバッテリー切れは心配ないという。バッテリーはエンジンルームとトランクルームに分けて搭載される。

エンジンルームを覗くと、なぜか電気ポットが置いてある。配管も伸びているので液体を循環させて何かの機能をはたしているのだろうと思い、聞いてみたら、車検を通すためにはヒーターが必要だったが、エンジンを取り外してしまったので熱源がなくなってしまった。電気ポットはヒーターのためのお湯を沸かしているそうだ。

なお、エンジンルーム内のドクロや箱はギャラリー向けのギミック。なかなかしゃれが効いている。

《中尾真二》

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