マツダが新型『アテンザ』や『CX-5』、新型『アクセラ』に搭載し、日本市場でも好評を得ているクリーンディーゼル。この「SKYACTIV-D」エンジン搭載車の北米市場への導入が、延期されることが分かった。
これは1月9日、マツダの米国法人、北米マツダが明らかにしたもの。同社は、「SKYACTIV-Dエンジン搭載車の北米市場への導入が、今春以降に遅れる」と公表している。
北米マツダは当初、2014年春に、2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルのSKYACTIV-Dエンジン搭載車を『マツダ6』(日本名:アテンザ)に設定し、現地で発売する計画だった。しかし、この導入時期がずれ込むことに。その理由は何か。
北米マツダによると、SKYACTIV-Dエンジンは現状のままでNOx削減装置を追加しなくても、米国の排出ガス基準を満たすことは可能だが、燃費とマツダ車らしいパフォーマンスのバランスを取るためには、さらなる開発が必要と判断したためだという。
米国市場への導入が実現すれば、日本メーカーとしては唯一、米国でクリーンディーゼル搭載車を用意することになるマツダ。北米マツダは、「発売時期やエンジン諸元、燃費などの詳細データは、後日明らかにする」と説明している。