日本海事協会の上田徳会長が、2014年1月1日付で、アジア船級協会連合(ACS)の議長に就任した。
ACSは、海上での船舶の安全と環境保護の促進、アジアの海事業界の技術を強化することを目的に、1993年から非公式に会合を開いてきた。
上田会長のACS議長への就任では、メンバー協会間の技術協力を促進するとともに、海事業界に大きな影響を与えうる国際条約の新規制定、改正に対するアジアの声を一層高めるため、活動を強化するとしている。
具体的には、IMO(国際海事機関)での議論のモニタリングを強化し、IMOなどの国際会議の場で、アジア諸国の意見がより反映されるよう、各メンバー協会の共通意見の集約、各アジア主管庁への技術支援などを推進する。