エアバス、MITと航空宇宙機のデジタル製造のリサーチ契約を結ぶ

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MITと共にデジタル製造技術を探求するエアバス
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エアバスは12月5日、デジタル製造技術を航空宇宙において使用する調査契約を、マサチューセッツ工科大学(MIT)と結んだことを発表した。

MITのセンター・フォー・ビッツ・アンド・アトムズ(CBA)のディレクターであるネイル・ガーシェンフェルド氏と彼のチームと働くことによって、MITで航空機の製造がデジタル・マテリアルのコンセプトによってどのように開発され、航空宇宙の機体デザインと開発に可能性を与えるかを評価する。

デジタル・マテリアル技術は単純な離散的な構成要素のセットを組み立てることによって、複雑な構造が構築されるというアイデアを基本にしており、それは人体がアミノ酸からできたプロテインによって構築されていることと類似している。MITによって開発された新規のパーツが組み立てられた時、結果的な構造はただ軽いだけでなく、極端に永続的で分解と再構築が容易なものとなる。

エアバスはその航空機を将来においてデザインし、製造する新しい効果的でコスト効率の良い方法を探求すると同時に、伝統的な機体の構造に根本的なチャレンジを行うこととなる。エアバスはまた3Dデジタルプリンティングの使用を探求し、それは個々のパーツもしくはさらに大きな機体構造の製造に、コストと重量の削減の可能性を提供する。

《河村兵衛》

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