台北MRTの新線・信義線が開業

鉄道 行政
新たに開業した「信義線」を記載した路線図を掲載している台北捷運(MRT)のサイト
  • 新たに開業した「信義線」を記載した路線図を掲載している台北捷運(MRT)のサイト
  • 台北車站(台北駅)に停車中のMRT淡水線の電車。新たに開業した信義線は同線と直通運転を行う

台湾・台北市にこのほど、地下鉄(MRT)の新線・信義線が開業した。台北では2番目の東西方向に延びる路線。観光名所として知られる超高層ビル「台北101」を経由し、既存路線の淡水線に直通して台北駅(台北車站)から同ビルまでを乗り換えなしで結ぶ。

信義線は、淡水線の中正紀念堂駅を起点に東側へ向かい、象山まで6.4km・全7駅の路線。全駅が地下で、途中の台北101/世貿駅は台北101と結ばれている。

同線は既存路線や主要乗り換え駅の混雑緩和を目的として約8年前から建設が進んでいた。列車は淡水線の北投まで直通運転を行うほか、途中駅では中和新蘆線、文湖線と連絡する。開業による利便性向上で、台北駅での乗り換え客は19%減少するとみられている。

開業日の11月24日から今月23日までは、ICカード乗車券「悠遊カード」を利用して線内のみを利用する場合に無料となるサービスを行っている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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