【COTY 選考コメント】極めて高いレベルでまとめあげている…斎藤慎輔

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VW ゴルフ TSI ハイライン
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  • 斎藤慎輔氏
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  • ホンダ フィット
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  • ボルボ V40
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10点としたVW『ゴルフ』は、MQBという新たなモジュール構造の考え方を導入し、軽量化を実現しつつ高速域までの安心感を備えた質の高いドライブフィールなど、期待を裏切ることのない高い基本性能を身につけてきている点を高く評価した。

通常ならば、持てる資質の多くを引き出すまでに、その熟成に長い時間を要するなかで、当初から極めて高いレベルでまとめあげていることにまず感銘を受けた。さらに、MQBによる、コスト低減効果が、その性能、質感、装備などと合わせみて、価格に反映されていることを実感させることも高く評価している。

ただし、個人的には、素晴らしいクルマを送り出してくれたメーカー、なにより開発陣に対する感謝の思いとしての点数でもありたいと考えている中、輸入車の場合、多くがなかなか開発に携わる方々の顔が(本音としての思いや考えが)はっきりとは見えにくい、あるいは見えても開発責任者などごく一部の方に限られる、という点において、VWゴルフに最高点とするかどうか、最後まで悩んだところだった。

今回は、その点において、いいも悪いも、そしてこれからの進化、熟成させたい方向などについても、正直に、実直に我々に伝えてもらえたホンダ『フィット』の開発陣からは、フィットの今後の熟成とさらなる進化に期待が持てると確信を得ている。ということで、思いとしては、こちらも10点。

さらに、年間生産台数約40万台という小規模メーカーながら、デザインから走り、安全性まで、レベルの高い仕上がりを実現してきたボルボのV40も、気持ちとしては10点。

そんなとても悩ましい思いの中での配点であった。

VW『ゴルフ』:10点
ホンダ『フィット』:7点
ボルボ『V40』:6点
マツダ『アテンザ』:1点
メルセデスベンツ 『Sクラス』:1点

《斎藤慎輔》

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