米国の自動車最大手、GMのキャデラックブランドは11月19日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー13に、コンセプトカーの『エルミラージ』を出品した。同車にとって、今回がモーターショーデビューとなった。エルミラージは、キャデラックがかつて伝統的に用意してきたフルサイズ2ドアクーペの再来を予感させるコンセプトカー。ボディサイズは全長が5110mmと、堂々の大きさ。クラッシックとモダンを融合させたスタイルが特徴で、強い存在感と落ち着き感を表現した4シータークーペとなる。メカニズム面では、近い将来、生産を予定しているキャデラックの新型車のシャシーとストラクチャー部分を先行採用。駆動方式はFR。4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、2個のターボチャージャーで過給され、最大出力500psレベルを引き出す。現時点では、このエルミラージの市販化計画は公表されていない。ただし、GMはキャデラックの新たなフラッグシップとなる大型4ドアサルーンを、開発する方針。量産化決定の際には、このエルミラージの技術が応用されることになる。キャデラックは、「エルミラージはキャデラックの継続的な広がり、新たな次元への展開、そして、純粋に楽しさを表現するグランドクーペモデルの提案。キャデラックブランドの頂点であり、キャデラックの新しいビジョンを示唆した1台」と説明している。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…
「EVのゲームチェンジャーかも」メルセデスベンツ、全固体電池EVで1205km走破に驚き、「さぁトヨタは!?」期待の声も 2025年9月14日 メルセデスベンツは9月9日、全固体電池を搭載した『EQS』のテス…