スバル(富士重工)が11月20日、ロサンゼルスモーターショー13でワールドプレミアした新型『WRX』。同車の公式映像が、ネット上で公開された。
新型WRXは、『インプレッサ』の4ドアセダン、『インプレッサG4』のボディがベース。専用デザインのグリルやヘッドライト、バンパー、サイドスカート、ボンネットのエアスクープなどが、高性能モデルと主張する。拡幅されたフェンダーには、235/45 R17サイズの大径タイヤを収めた。
新型WRXの心臓部は、「DIT」と呼ばれる直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジン。米国仕様の場合、最大出力268ps/5600rpm、最大トルク35.7kgm/2000-5200rpmを引き出す。トランスミッションは、6速MTと「スポーツリニアトロニック」と呼ばれるCVT。水平対向直噴ターボ「DIT」エンジンと、MTの組み合わせは初めて。
サスペンションは、徹底的に走り込んでチューニング。フラットで快適な質感の高い乗り心地を追求した。各部の剛性を高め、サスペンションジオメトリーの最適化も図る。ドライバーのステアリング操作への車両の反応を素早くするとともに、コーナリングの限界性能を向上。さらに、マルチモードVDC、アクティブトルクベクタリングも採用された。
新型WRXのコンセプトは、「Pure Power in Your Control」。ドライバーに、意のままにハイパワー車を操る喜びを提供することを狙う。走りの新次元を目指した新型WRXの公式映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。