日産自動車は11月20日、若年層との「コ・クリエーション(共同創造)」により開発したコンセプトモデル『IDx』2機種を発表した。
日産は、1990年以降に生まれた世代「ジェネレーションZ」の心に響くクルマを提供するため、彼らの欲するクルマを彼らと共に創り上げる「コ・クリエーション(共同創造)」を取り入れ、『IDxフリーフロー』『IDxニスモ』を開発した。
IDxフリーフローは、仲間がくつろげる心地よさと実用性、そしてファッション性をオリジナリティあふれる感覚でまとめあげた4シーターモデル。
外観は全長約4.1メートル、全幅約1.7メートル、全高約1.3メートルというコンパクトサイズかつ、シンプルな面構成でありながら、落ち着きと品格を感じさせる仕上がりとなっている。
インテリアは、水平基調のダッシュボードや真円のステアリングホイール、モダンな時計のようなメーターなどが、居心地の良いインテリアを創り出している。
パワートレインには、日常の移動手段としての経済性に応えるため、燃費性能と加速性能に優れた1.2~1.5リッターのガソリンエンジンとCVTを搭載する。
IDxニスモは、バーチャル上でさまざまなレースシーンを体験してきたコ・クリエーター達のイメージを表現したスポーツモデル。
スピード感のある逆スラントノーズやカーボン製パネル、サイドマフラーなど、レーシングカーのヘリテイジとモダンさをミックスしたような魅力を感じさせる外観となっている。
パワートレインは、高性能な1.6リッターの直噴ターボエンジン、シンクロレブコントロールによるスポーティーな走りが楽しめる、6速マニュアルモードを搭載したCVTの組み合わせを搭載する。
インテリアは、真っ赤なアルカンターラシート、スパルタンで精緻な計器類など、若者世代が慣れ親しんだ、バーチャルなレーシングカーの世界を彷彿させるものとなっている。