日産自動車は11月20日のプレスコンファレンスで、若年層のクルマ離れというテーマに対峙して開発したコンセプト『IDx』2タイプを発表した。数十人の若者と日産の開発陣が対話を重ねる「コ・クリエーション」(共同創造)によって、魅力あるクルマを肉付けした。コンセプトは、いずれも3ボックスのセダン型をベースにした普段乗りの『IDx Freeflow』とスポーツ車の『IDx nismo』。このプロジェクトは、生まれながらにIT機器やインフラが備わっている「デジタルネイティブ」世代がワクワクするクルマ像を求めて進めた。このプロジェクトを担当した先行商品企画部の泉謙治氏は、「若年層のお客様が開発プロセスに参加できるシステムとして取り組んでみた。徹底的に議論し、内装の細部に至るまで開発を進めた」という。コンセプトの車型が、保守的なセダンタイプになったことについて泉氏は「(若年層が)求めるクルマの答えは日産のヘリテージ(伝統・遺産)にあったということで、やや意外だった」と話した。また、この活動で得た成果は、市販モデルの一部に「採用される可能性もある」という。
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