マセラティ・ジャパンは19日、新型『ギブリ』を都内で発表した。
1997年に2ドアクーペの2代目の生産が終了してから実に16年を経て、Eセグメントの4ドアセダンとして復活を遂げた。
ステージには後輪駆動モデルの『S』(940万円)と、四輪駆動モデルの『S Q4』(1010万円)が登場。マセラティのエントリーモデルとして位置づけられるギブリは、BMW『5シリーズ』やメルセデス・ベンツ『Eクラス』などのライバル車として対抗する。
クーペのようなスタイリングに、ラグジュアリーなインテリア。フェラーリと共同開発し、マラネロで生産される3リットルV6ターボエンジンは、耳をつんざく快音と、410馬力の力強い走りが特徴だ。スポーティさと上質さを両立しているところに、マセラティのDNAが受け継がれていることがわかる。
マセラティ・ジャパン代表取締役のファブリッツィオ・カッツォーリ氏は「スポーティさやラグジュアリーさなど、他のEセグメント車が持つ様々な特徴の全てを備えた、純粋だが非常にユニークなクルマである」と話した。
さらにギブリのカラーバリエーションについても言及し、「競合車の内外装のカラーバリエーションの平均が7つに対し、(新型ギブリは)組み合わせを含めて19通りもあります。仕立てたスーツのような存在と言えるでしょう」と、豊富なカスタマイズ性をアピールした。