名古屋鉄道(名鉄)は11月18日、瀬戸線で「せとでん さよなら赤い電車」イベントを開催すると発表した。同線で運用されている赤い車体の6000系の引退を記念したもの。第1弾として種別板や行先板の掲出運転、記念切符の発売を行う。
瀬戸線では、本年4月1日時点で赤い塗装の6000系16両(4両編成4本)と、ステンレス車体の4000系56両(4両編成14本)が運用されている。瀬戸線の6000系は4000系の導入に伴い数を減らしており、2014年4月6日までに同線から全車引退する。これに伴い名鉄は、瀬戸線6000系の引退記念イベントを11月23日から2014年4月にかけて、順次実施することにした。
まず11月23・24日、「せとでん秋のバン(板)まつり」と題したイベントを行う。かつて瀬戸線で運行されていた3700形などで掲出していた種別板や行先板を、6000系に掲出する。運行予定は両日とも9時頃から16時頃まで。また、2014年1月1~5日は正月向けのデザインでまとめた「迎春系統板」を掲出する。デザインは決定次第、名鉄のウェブサイトで発表するとしている。
このほか、11月23日の初列車から2014年3月31日まで、赤い電車にちなんで券面を赤くした「赤い硬券記念入場券」を、栄町、東大手、大曽根、小幡、喜多山、大森・金城学院前、尾張旭、三郷、新瀬戸、尾張瀬戸各駅で発売する。発売額は大人160円・子供80円で、発売枚数は各駅1000枚。