スズキの鈴木修会長兼社長は11月1日の決算発表会見で、総務省による自動車税制の見直し案に対し「今まで軽自動車の税金が安かったからというのは、余りにも泥縄式であり、考え方が貧弱」と強く反発した。
鈴木会長は、軽自動車は「公共交通機関がない地方の方々の足となっている。どう考えても弱い者いじめ」と、従来の主張を繰り返した。また、軽自動車に対する課税レベルは「国際基準からすると正常」としたうえで、軽以外の登録車が「高過ぎる」と強調した。
さらに、軽自動車が日本固有の規格といった欧米からの指摘に対しては、同社が軽ベースの車をインドなどに市場投入して好評を得ていることを引き合いに出し、ミニカーの「国際標準になっていくかもしれない」と述べた。