米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドのスポーティカー、『カマロ』。その頂点に立つ高性能グレード、『カマロZ/28』のドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおけるタイムアタックの映像が10月14日、ネット上で公開された。
カマロ Z/28は、2014年モデルのシボレーカマロの発表と同時に復活した伝統の高性能グレード。LS7型と呼ばれる7.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。吸排気系は専用チューニングされ、最大出力505ps、最大トルク66.5kgmを発生する。
サスペンションは4段階の調整が可能。ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックとなる。タイヤは305/30ZR19サイズのピレリ製「PゼロTrofeo R」。大幅な軽量化を受けているのも、カマロ Z/28の特徴。オーディオや遮音材、トランクカーペットの廃止、ガラスの薄厚化、エアコンのオプション化、バッテリーの小型化などを実施。「ZL1」グレードに対して、136kgの軽量化を果たす。
このカマロZ/28が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、タイムアタックを実施。一部、ウェット路面ながら、7分37秒47のラップタイムを計測した。シボレーによると、このタイムはポルシェ『911カレラS』の7分37秒90、ランボルギーニ『ムルシエラゴLP640』(『アヴェンタドール』の先代モデル)の7分40秒を上回るという。
大パワーV8、6速MT、FR駆動という古典的アメリカンスポーツによる迫力のタイムアタックの様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。