ホンダの英国法人、ホンダUKと英国BBC放送の人気自動車番組、『Top Gear』の雑誌版、『Top Gear Magazine』が2013年7月、共同発表したホンダ『Mean Mower』。この世界最速の芝刈り機が、ホンダ『シビック』のレーシングカーと、サーキットで対決した。
この映像は10月8日、英国の自動車メディア、『Auto EXPRESS』が公式サイトを通じて配信したもの。同メディアの公式You Tubeチャンネルの登録者が、10万人を達成した記念として、ホンダのMean MowerとシビックのBTCC(英国ツーリングカー選手権)マシンを、サーキットで対決させている。
Mean Mowerとは、芝刈り機の意味。Mean Mowerは、ホンダと『Top Gear Magazine』が協力し、世界最速の芝刈り機を目指して開発。ベース車両は、ホンダの芝刈り機『HF2620』。このHF2620にホンダの高性能バイク、『VTRファイアーストーム』のエンジンを移植した。
排気量1000ccのV型2気筒エンジンは、最大出力109ps、最大トルク9.8kgmを発生。足回りには、専用サスペンションとレース用のATVタイヤを装着。ホンダUKによると、理論上、0‐96km/h加速4秒以下、最高速209km/hのパフォーマンスが可能だという。ホンダのテストでは、161km/hを計測済み。
『Auto EXPRESS』では、シビックBTCCのレーシングドライバー2名に、対決を依頼。両車の性能差に考慮して、シビックBTCCに40秒遅れのハンデを与え、1周2.7kmのサーキットで勝負を行った。果たして、先にゴールラインを超えるのは、どちらか。