ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13でワールドプレミアした『コンセプトSクラスクーペ』。同車の公式映像が、ネット上で公開された。
コンセプトSクラスクーペはメルセデスベンツの最上級サルーン、新型『Sクラス』から派生する2ドアクーペ、『Sクラスクーペ』を示唆した1台。流麗なフォルムを持つコンセプトSクラスクーペのボディサイズは、全長5050×全幅1958×全高1409mm、ホイールベース2945mmと、堂々の大きさ。
ロングノーズのボンネットは、キャラクターラインとパワードームが特徴。サイドのベルトラインは、高い位置に配された。ホイールアーチの奥には、フロント265/35R21、リア295/35R21のワイドタイヤが収まる。
インテリアは、ダイナミックなラインを強調した仕上げ。ダッシュボード中央には、新型Sクラス同様、12.3インチの大型モニターを配置する。エアバッグのパッケージの見直しにより、インパネの下部分のデザインが自在度を増したのも目を引く。また、ダッシュドアの内側パネルはアルミ製とした。
パワートレインは、新型Sクラスの「S550ロング」と基本的に共通。排気量4663ccのV型8気筒ガソリンエンジンは、2個のターボチャージャーで過給。最大出力455ps、最大トルク71.4kgmを引き出す。「インテリジェントドライブ」技術を導入した先進の各種アシストシステムも装備される。
メルセデスベンツのクーペは伝統的に、同クラスの4ドアサルーンよりも車格が上の位置づけ。新型Sクラスを超える至極のラグジュアリーを備えたコンセプトSクラスクーペの映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。