ポルシェ 918スパイダー、ニュルで6分57秒…市販車最速記録達成の瞬間[動画]

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ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行うポルシェ918スパイダー
  • ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行うポルシェ918スパイダー

ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが9月10日、フランクフルトモーターショー13で初公開した918スパイダー。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、最速ラップタイムを記録した同車の映像が、ネット上で公開されている。

この映像は9月10日、ポルシェが公式サイトを通じて配信したもの。9月4日朝、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(1周20.6km)に2台の918スパイダーを持ち込み、タイムアタックを実施。ドライバーには、元ラリーチャンピオンのヴァルター・ロール氏、ポルシェのテストドライバーのティモ・クルック氏、そしてワークスドライバーのマルク・リーブ選手の3名を起用した。

このタイムアタックには、『sport auto』誌の編集長が、外部オブザーバーとして立ち合った。そして、ポルシェのワークスドライバー、マルク・リーブ選手が、6分57秒のベストタイムを計測。平均速度は179.5km/hだった。

ポルシェによると、このタイムは、レーシングカーを除いた公道走行可能な市販車としては、世界最速。ドイツのGUMPERT(グンペルト)社が2009年8月、『アポロスポーツ』で打ち立てた7分11秒57を、15秒近く上回った。

918スパイダーは、プラグインハイブリッド(PHV)システムを搭載したスーパーカー。レーシングカーの『RSスパイダー』譲りのV型8気筒ガソリンエンジンは、排気量が4.6リットルで、最大出力は608ps/8700rpmを発生する。このV8エンジンに2個のモーターを組み合わせたPHVシステムを搭載。それぞれのモーターの最大出力は、フロントが130ps、リアが156ps。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、887psとなる。トランスミッションは7速PDK。0-100km/h加速2.8秒、最高速345km/hのパフォーマンスを実現している。

市販車による、ニュルブルクリンク北コースでの新記録達成の瞬間は、動画共有サイト経由で見ることができる。

《森脇稔》

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