ボーイングは9月11日、フィラデルフィアに本拠を持つ同社のファントム・ワークスのエンジニア達が、米国防総省高等研究計画局(DARPA)が催す垂直離着陸(VTOL)航空機のコンテストの為に、試作品のモデルを完成させた映像を公開した。
この「ファントム・スウィフト」と呼ばれる実物の17%の大きさを持つ試作モデルは、3日間で設計し、10日間でパーツが集め、さらに2週間で製作するという、急速な試作機製造過程で完成を見た。
ファントム・スウィフトの両翼端にあるタービンは角度の調整が可能で、離着陸時には水平の位置を保ち、高速飛行時には垂直の位置を維持することができる。