トヨタ自動車は9月4日、『ハリアー ハイブリッド』『クルーガー ハイブリッド』の電力変換器モジュールに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年2月23日~2011年6月17日に製作された1万5332台。
ハイブリッドシステムの電力変換器(DC-ACインバータ)において、モータを制御する回路上または発電機を制御する回路上の素子間にばらつきがあると、素子温度が上昇して放熱用半田の許容温度を超え、放熱用半田および素子が損傷することがある。そのため、警告表示が出て走行不能となることがある。最悪の場合、高電圧系統の電流が制御系回路に流れ、電源回路のヒューズが切れて警告表示が出ることなく走行不能となるおそれがある。
全車両、当該電力変換器のモジュールを対策品と交換する。
不具合発生件数は13件で、市場からの情報で発見した。
事故は起きていない。