ホンダが9月5日に発表した新型『フィット ハイブリッド』はJC08モードで36.4km/リットルと世界最高水準の低燃費を実現した。
ホンダの伊東孝紳社長は同日、千葉県浦安市で開いた発表会で一部報道陣に対し、「しばらく燃費世界一というのが無かった。社長就任以来、いずれ獲りたいと思っていて、ようやくここにきて良いものが出来、ほっとしている」と打ち明けた。
伊東社長は「いつも我々は面白いもの、何かチャレンジングなものにトライすることで、お客さんに我々の商品を訴えていきたいという考え方持っているので、そのサイクルが回るためにも、我々の提供する技術が一番であるということは重要な要素」とした上で、「(世界一は)欲しかった」と語った。
また競合他社の追い上げについては「譲りたくはないが、いろいろと努力してくるだろうと思う。我々は、自身の進化をどうやって図っていくかという意味では今も、一所懸命やっている。今日から進化がまた始まる」と強調した。