イタリアの自動車大手、フィアット傘下の高性能ブランド、アバルトは9月2日、アバルト『595 50thアニバーサリー』の概要を明らかにした。実車は9月10日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー13で初公開される。
同車は、1963年に誕生したアバルト『595』が、今年でデビュー50周年を迎えるのを記念して、限定発売されるモデル。「最もパワフルなアバルト595」をテーマに開発が進められた。
1.4リットルの直列4気筒ガソリンターボ「Tジェット」エンジンは、フェラーリ仕様として有名なアバルト『695トリブートフェラーリ』と基本的に共通。最大出力180psを発生し、標準的なアバルト595に対して、20psパワフルだ。アバルトの「コンペティツィオーネ・ギアボックス」と組み合わせられ、刺激的なパフォーマンスを実現する。
ブレーキはブレンボ製で、ローター径は305mmと大径。サスペンションはダンパーが専用。エグゾーストシステムの「レコード・モンツァ」は3000rpmから上でサウンドが変化する。
また、ボディサイドやリアの「フィアット・アバルト595」のデカール類は、オリジナルのアバルト595と同じ書体。赤レザーのスポーツシートも装備される。アバルト595 50thアニバーサリーは、限定299台が発売される予定。