国土交通省は、無保険(無共済)での運行が法令違反であることや、自賠責保険(共済)の重要性を周知する活動を9月1日から1カ月間実施すると発表した。
今年度は「無保険(無共済)での運行は犯罪です!」を標語に設定して自賠責制度の広報・啓発活動を展開する。
全ての自動車・バイクに自賠責保険(共済)への加入が義務付けられていることから、自動車・バイクの保有者を対象に、無保険(無共済)車運行の違法性を訴えながら、加入促進を図る。
また、自賠責制度では、保険金の確実な支払いを通じて、交通事故の被害者を保護・救済することを目的としている重要性について、自動車・バイクの保有者の認識を高め、自賠責保険(共済)への確実な加入を図る。
自賠責の有効期限切れなどによる無保険(無共済)車による事故が依然として発生しており、無保険(無共済)車の運行を無くすことが目的。
啓発ポスター約11万枚、自賠責制度の概要・意義を紹介するリーフレット約98万枚を印刷し、各関係機関・団体などで掲示、配布する。
今年度は特に無保険(無共済)事故が多い20代から30代の若者に重点的に周知を行うため、新たにファストフード店のような若者が、多く立ち寄る場所にもポスターなどを掲示するほか、twitterなども活用して広報を実施する。
このほか、各運輸支局で地域の損害保険会社、代理店などと街頭で自賠責制度の広報・啓発を実施する。東京の商業施設駐車場では、無車検車・無保険(無共済)車の監視活動を実施する。一般市民を対象とした無車検車・無保険(無共済)車通報窓口を同省ホームページに設置した。