米国に本拠を置くGalpin Auto Sportsは8月16日、米国カリフォルニア州で開催中の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、Galpin『フォードGTR1』を初公開した。
Galpin Auto Sportsは、全米で最大規模のフォードディーラーを運営する1946年創業の老舗、 Galpin Motors社の関連会社。主に、新車や中古車のカスタマイズを手がけている。
そんなGalpin Auto Sportsが発表した初のコーチビルド・スーパーカーがGalpinフォードGTR1。そのベース車両は、フォード『GT』。フォードGTはフォードモーターの創業100周年を記念して、2005年に1500台が限定生産された。1960年代のルマンなどで活躍した『GT40』のリメイク版で、ミッドシップには最大出力550psの5.4リットルV8スーパーチャージャーを縦置き搭載。その後方にギアボックスとデフを置くというレーシングカーと同じ手法。
GalpinフォードGTR1は、このフォードGTの進化形を示したスーパーカー。同社によると、「フォードがGTを進化させ、現代のパフォーマンスとスタイルを手に入れたらどうなるかを表現した」という。
5.4リットルV8スーパーチャージャーユニットは、ブーストアップやエンジンコンピューターなどにチューニングを実施。その結果、最大出力は1024ps、最大トルクは102.2kgmという驚異的なスペックを獲得する。
0-96km/h加速はおよそ3秒、最高速は362km/h。同社はこのGalpinフォードGTR1を、6台から最大24台の範囲で、生産に移す計画。価格は100万ドル(約1億円)を超えると公表されている。