ヤマハ発動機は7月3日に都内で開いた「事業説明会」で、2014年のグローバル市場投入を想定した3輪バイク「LMW」(リーニング・マルチ・ホイール)の試作モデルの走行映像を公開した。
前輪2輪・後輪1輪の3輪車で、「2輪の機動性にマルチホイールによる安心性と、高い操縦性を融合させた。スポーティな走行も楽しめるので、そこも訴求したい」(三輪邦彦上席執行役員)という。当初は、市街地の短距離移動に使う「コミューター」領域からの商品化を図る方針。
また、商品化の時期は未定だが「マイクロ4輪車」の開発も明らかにした。「2輪メーカーが造る4輪車として提案したい」(木村隆明・取締役専務執行役員)としており、先進国でのコミューター需要や新興諸国でバイクから自動車へと移行する顧客層を想定しているものと思われる。いずれも、今年の東京モーターショーで試作モデルなどを公開する計画だ。