【鉄視点】信号機が出現、営業所も進出…東北縦貫線のまわりで動き

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JR宇都宮・高崎・常磐線の列車が東京駅へ乗り入れるルート、東北縦貫線の工事が上野駅と東京駅の間ですすめられているが、この区間以外の品川駅周辺でも企業の営業所新設や、着発線整備などの動きが見えた。

千葉銀行は、品川駅周辺に初めて営業所を新設。東北縦貫線開通を商機のひとつととらえ、10月に品川法人営業所を構える。「客を見込めると思っていたが、これまで営業所を出していなかった。今後リニア中央新幹線のターミナル予定地ということもあり決めた」と同社広報部。

品川駅は現在、9・10番のりばの機能を停止させ、ホーム拡張工事などを行なっている。その両端などには、シグナル灯部分が「×」でふさがれた信号機が設置されていた。

田町駅と品川駅の間にある車両基地(田町車両センター)は、再開発工事へ向け、線路の移設・新設工事が進行中。真新しいコンクリート製の枕木と架線柱が東海道線・横須賀線下り電車の車内から見える。この区間には新たに駅も設置され、2020年ごろに完成するといわれている。

またこんな声も。同区間に店を構える洋食屋の主は、「駅に電車が止まるわけじゃないから線路ができても賑わいは変わらないんじゃないか」ともらす。千代田区は、「現状、自治体や街と東北縦貫線でいっしょに盛り上げていこうという取組みはない」とも話していた。

2008年、JR東日本が「2013 年度の完成を予定」として着手した東北縦貫線工事。秋葉原駅からは、神田駅付近上層部へと上がっていく急勾配に、レールを敷く作業が垣間見えた。

《レスポンス編集部》

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