イタリアの自動車大手、フィアットは6月18日、『500Lリビング』の概要を明らかにした。
同車はフィアット『500』シリーズの小型MPV、『500L』に加わる新バージョン。従来、500Lは2列シートの5名乗りのみ。この500Lリビングでは、3列シートの7名乗りとしたのが特徴。
3列目シートは、2名がけの設計。フィアットによると、500Lのボディサイズは全長4350×全幅1780×全高1670mmと、一般的な欧州Cセグメントワゴンよりも200mm短いが、欧州では最もコンパクトな5+2シーター車になるという。
搭載エンジンは、ガソリン2種類、ディーゼル2種類の合計4種類。ガソリンは、1.4リットル直列4気筒(最大出力95ps)と、0.9リットル直列2気筒ターボの「ツインエア」(最大出力105ps)。ディーゼルは、1.6リットル直列4気筒ターボ(最大出力105ps)と、1.3リットル直列4気筒ターボ(最大出力85ps)となる。
フィアットは500Lリビングを7月、フィアット500の誕生6周年イベントで初公開する予定。生産はセルビア工場で行われ、イタリアでは7月に発売。他の欧州主要国にも拡大展開する計画。