マレーシアで建設中のペナン第2大橋において6月6日にランプが崩落する事故が起きたが、運営会社である財務省傘下の特別目的会社、ジャバタン・クドゥア(JKSB)は、当初予定の11月の開通予定には間に合うと見込んでいる。
事故が起きたのはバトゥ・マウンのトゥン・ドクター・リム・チョンエウ高速道を結ぶランプで、コンクリートを流し込んでいる途中に崩落が起きた。工事はチェルガス・ムルニ社が担当していた。1人が死亡、3人がケガをした。
JKSBは、橋の設計には問題はなかったとコメント。工事が予定より2か月早く進んでいるため、職業安全衛生局(DOSH)による事故の調査に1か月かかったとしても十分間に合うとコメントした。工事が予定より早く進んでいることからJKSBは今年5月、2か月前倒しの7月の完成及び9月の開通の予定を発表していた。
DOSHは7日より、事故の調査を開始した。型枠の補助サポート部分において問題があった可能性があると指摘した上で、調査が終わるまで1カ月を要すると明らかにした。
ペナン第2大橋は2008年から建設が進められていた。 バトゥ・カワンからバトゥ・マウンをつなぐ全長24キロメートルで、総工費は44億リンギ。