神奈川臨海鉄道、創立50周年を記念して横浜本牧駅を一般公開

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横浜本牧駅で実施された神奈川臨海鉄道創立50周年記念イベント。同社が保有するディーゼル機関車などが展示され、多くのマニアや家族連れでにぎわった。
  • 横浜本牧駅で実施された神奈川臨海鉄道創立50周年記念イベント。同社が保有するディーゼル機関車などが展示され、多くのマニアや家族連れでにぎわった。
  • 電気機関車やコンテナの展示が中心だった東京貨物ターミナル駅の一般公開イベント(5月5日)に対し、横浜本牧駅はディーゼル機関車やタンク車などの展示が中心だった。写真はタンク車のタキ43000形(タキ143645)。
  • 神奈川臨海鉄道が静態保存しているC56形蒸気機関車の139号機(通常は非公開)も展示。ディーゼル機関車(右)と貨車数両(中央)、C56 139(左)で編成を組み、駅構内をディーゼル機関車に引かれて数回走行した。
  • 会場内では写真の信号機などさまざまな鉄道部品が販売された。
  • 主に20フィート以上の大型コンテナを積み卸したり移動したりするトップリフターの作業実演も行われた。
  • 東京貨物ターミナル駅の一般公開と同様、コンテナを使った写真展示などが行われた。
  • ミニSLの運転会で使用された機関車はC63形蒸気機関車の1号機。設計図が作成されただけで実車は作られなかった「幻の蒸気機関車」として知られる。
  • 会場内では駅弁も販売されていた。写真は常盤軒が販売していた「きじ焼弁当」の復刻駅弁。

神奈川臨海鉄道は5月26日、創立50周年を記念した横浜本牧駅の一般公開イベントを開催した。ディーゼル機関車や蒸気機関車、貨車が展示され、通常は関係者以外立ち入ることができない貨物駅構内が家族連れや鉄道マニアでにぎわった。

神奈川臨海鉄道は1963年6月1日、臨海部の貨物線を運営する第三セクターとして設立された。まず川崎市内の塩浜操駅(現在の川崎貨物駅)から分岐する貨物線が1964年3月25日に開業。続いて1969年10月1日、横浜市内の本牧線根岸~横浜本牧~横浜埠頭間が開業した。

今回公開されたのは本牧線の横浜本牧駅で、神奈川臨海鉄道が所有するディーゼル機関車のDD55形(DD5518)とDD60形(DD602)のほか、無蓋車やタンク車など多数の貨車が展示された。

また、神奈川臨海鉄道ではC56形蒸気機関車の139号を静態保存しており、通常は非公開だが今回のイベントに合わせて展示。貨車とともにディーゼル機関車にひかれて駅構内を走行した。

《草町義和》

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