フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは5月23日、メキシコ市場に新型『レオン』を投入すると発表した。
セアトにとって、メキシコは世界6番目の市場。そのため、同社はメキシコ市場を重視している。過去2年間のメキシコでの販売実績は、前年比60%と急増。2013年1-4月で見ても、すでに7360台を売り上げ、メキシコ第9位のブランドに位置している。
新型レオンは2012年9月、パリモーターショー12でワールドプレミア。フォルクスワーゲングループが開発した新型プラットフォーム(車台)、「MQB」を採用する。このプラットフォームは、従来よりもモジュラー化を促進。フォルクスワーゲングループの幅広い車種に導入される予定。
このMQBを最初に取り入れたのは、新型アウディ『A3』。新型レオンへの導入は、これに続くもの。新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』にも、このMQBが採用された。MQBプラットフォーム採用の大きな効果が軽量化。セアトによると、新型レオンは先代比で、90kgの軽量化に成功しているという。
セアトは『イビーサ』に続いて、新型レオンをメキシコでの販売の中核に据える方針。セアトメキシコのエドガー・エストラーダ代表は、「新型レオンがメキシコでの成長を持続させると確信している。新型レオンは最新技術と高いバリューフォーマネーを備える」と述べている。