AMAスーパークロス第15戦が4月20日、シアトルのセンチュリーリンク・フィールドに5万3862人の観衆を集めて行われ、250SXクラス西地区の決勝で、レッドブル・KTMのケン・ロクゼンが今季3度目の勝利を飾り、ポイントリードをさらに広げた。2月に行われた250SXクラス西地区の第6戦以来のレースで、ロケットスタートを切ったのはゲイコ・ホンダのイライ・トマックで、ホールショットを奪うこととなった。そしてトマックの後方にはロックスター・エナジー・レーシングのライアン・サイプス、トロイリー・デザインズ/ルーカスオイル・ホンダのクリスチャン・クレイグが2番手と3番手に続いた。第1ターンを4番手で通過したロクゼンは、オープニングラップが終了する前に3位に浮上し、トマックがリードを数秒広げる間に、第2ラップでクレイグを捕らえ、追撃体制に入った。その後数ラップの間、両者は間隔を保ったが、トマックが第9ラップのジャンプを失敗してバイクから投げ出される間に、ロクゼンがリードを奪った。トマックはその後すぐにバイクに戻り、2番手の位置をキープした。ロクゼンはそこからトマックとの差を広げ、そのままトップでフィニッシュラインを越えた。トマックは不運にも関わらず、2位でフィニッシュしたが、2レースを残してトップのロクゼンとの差がさらに大きくなってしまった。ゲイコ・ホンダのザック・オズボーンが、今季初の表彰台となる3位でフィニッシュした。「悪いヒートレースから、良いスタートで盛り返すことができて良かった。注目を避けるようにして、賢く乗っただけだ。トラックは多くのわだちがあって、とてもテクニカルだった。長い休息の後に勝てたのは良い気持ちだった。これほど大きなオフの時間を過ごすと、元に戻るのがタフだ。しかしこのレースを勝利で終えることができてとてもハッピーだ」とヒートレースで2度もクラッシュしたのにも関わらず、勝利を手にしたロクゼンは語った。ロクゼンは今季、これまでの全てのレースをトップ2でフィニッシュすることで、チャンピオンシップ順位で20ポイントのアドバンテージを持ち、次の第8戦に挑むこととなる。尚、AMAスーパークロス第16戦は、4月27日にユタ州ソルトレイク・シティーのライス・エクレス・スタジアムにて開催される予定である。250SXクラス第7戦結果1.ケン・ロクゼン(KTM)2.イライ・トマック(ホンダ)3.ザック・オズボーン(ホンダ)4.コール・シーリー(ホンダ)5.タイラ・ラットレイ(カワサキ)250SXクラスシーズン累積ポイント1.ケン・ロクゼン(KTM)-1632.イライ・トマック(ホンダ)-1433.コール・シーリー(ホンダ)-1134.ザック・オズボーン(ホンダ)-1025.ジェイソン・アンダーソン(スズキ)-99
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