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【鉄視点】四国で試運転中のフリーゲージトレイン…長崎新幹線を駆ける日は

鉄道 企業動向

標準軌(レール間隔1435mm)の新幹線と、狭軌(1067mm)の在来線の間を、直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)。青い車体の第二次試験車両(3両編成)は、現在、JR四国・予讃線の坂出~多度津の間で耐久走行試験を行っている。

フリーゲージトレインは、JR東日本のミニ新幹線(山形・秋田新幹線)などと同様、新幹線と在来線の間の直通運転を可能にさせる。ミニ新幹線は、在来線側のレール幅(軌間)を新幹線と同じ1435mmに改良(改軌)させて新幹線車両を走らせているが、フリーゲージトレインは車両側で軌間を変化させる(車輪の幅を変える)ことで新在直通を実現。地上設備に軌間変換装置を設ける必要があるが、ミニ新幹線と違い、線路・路盤などの大規模改良工事の軽減などが期待されている。

今後、このフリーゲージトレインは、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)への導入が検討されている。新鳥栖~武雄温泉の間(約51km)は、在来線の線路・基盤を活用する方向で整備され、完成すると博多~長崎の間は1時間20分で結ばれ、現行の長崎線経由特急「かもめ」より所要時間を28分短縮すると想定されている。

この第二次試験車両は、日豊線での速度向上試験、山陽新幹線新下関基地内での軌間変換試験などを経て、予讃線で性能確認試験・曲線通過性能試験などが繰り返され、現在、耐久走行試験を行っている。

4月、宇多津駅付近の高架区間では、時速100kmを超えるスピードで駆け抜ける姿が見られた。折り返し準備を行う多度津駅での十数分間の停車では、試運転関係者などの動きもなく、静かに再び坂出へと向かって駆けていく。既報のとおり、試運転は4月26日まで行われ、ゴールデンウィーク中は運休するという。
《大野雅人》

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