野岩鉄道は4月1日から「野岩・会津全線フリーきっぷ」と「八重のふるさと会津フリーきっぷ」を発売する。野岩鉄道と会津鉄道の鉄道路線が2日間利用できる。
野岩鉄道は、東武鉄道鬼怒川線の新藤原駅(栃木県日光市)から、会津鉄道会津線の会津高原尾瀬口駅(福島県南会津町)までの会津鬼怒川線30.7kmを運営している第三セクター。これに対して会津鉄道は、会津高原尾瀬口駅から只見線の西若松駅(福島県会津若松市)までの57.4kmを結ぶ会津線を運営している第三セクター鉄道で、会津鬼怒川線との相互直通運転を行っている。
「野岩・会津全線フリーきっぷ」は、会津鬼怒川線と会津線の全線が2日間乗り降り自由となるもので、発売額は大人4600円、子供2300円。発売箇所は野岩鉄道の新藤原、龍王峡、川治温泉、川治湯元、湯西川温泉、上三依塩原温泉口、会津高原尾瀬口の各駅(駅員がいない時間帯を除く)で、駅備え付けの補充券を使って作成し、乗車日を指定して発売する。
「八重のふるさと会津フリーきっぷ」も、切符の効力や発売額は「野岩・会津全線フリーきっぷ」と同じだが、券面に現在の会津若松市出身の新島八重にちなんだイラストが描かれており、通信販売も行う。発売枚数は大人500枚、子供300枚で、売り切れ次第販売を終了する。