【ATTT13】キャンバスマップル山本社長、カーナビ「アプリにこそ差をつけるカギがある」

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キャンバスマップル 山本幸裕社長 カンファレンス
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キャンバスマップルの山本幸裕社長は3月14日、「クルマとスマートデバイスの融合」に関するセミナーで講演し、「カーナビゲーションの低価格化で一段と差別化が厳しくなっている中、コンテンツ、アプリにこそ差をつけるカギがある」との考えを示した。

山本社長は「低価格化の加速によって各社とも様々な高機能を外して、非常にシンプルなナビを造るようになっている。最近、Androidタブレットを色んな会社が出しているが、ユーザーインターフェイスが全部と一緒で、違いがなかなか判らない。カーナビも同じような状況になってきてないかと心配」と指摘した。

その上で「マップルとして今までは楽しいコンテンツ、出かけたくなるコンテンツということでやってきたが、これからはさらに快適にするために、助かるコンテンツというのを新たに造らなければいけないのではないかということで整備を始めている」と述べた。

具体策として「親会社の昭文社が季刊で出している『家族でおでかけ』には、おでかけスポットにレストランの有無や、お弁当を持ち込めるとか、おしめを替えるところがあるといったアイコンがついている。これをすべてデータベース化して、カーナビの検索に新たに加えることによって、小さいお子さんがいらっしゃる家族に非常に使えるナビになると思っている」と紹介。

また「『帰宅支援マップ』では地図上に救急指定病院、帰宅支援ステーション、避難所などのアイコンがあり、これにすべて緯度経度をつけてデータとして使える形にした。このほかフリーペーパーの『バリアフリートラベルデータブック』には、出入り口に段差がないとか、車いす対応のトイレがある、手話ができる職員がいるといったバリアフリーの要素がすべてアイコン化されている。これもナビ画面上にバリアフリー施設については同様にアイコンを並べるような使い方があるのではないかと思っている」と述べた。

《小松哲也》

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