イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13でワールドプレミアした『ラ・フェラーリ』。同車の公式映像がネット上で公開され、再生回数が早くも150万回に迫っている。同車は、開発コードネーム「F150」を名乗り、新たな限定車の「ニュー・リミテッド・エディション・スペシャルシリーズ」として予告されていたモデル。『エンツォ』後継車となり、フェラーリのフラッグシップスーパーカーに位置付けられる。ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッド車。『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力が800psまで引き上げられ、9250rpmという高回転まで回る。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わる。システム全体で963psという圧倒的パワーを引き出す。最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、7速デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステムだ。このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、ラ・フェラーリはエンツォ比で 0-200km/h 加速タイムを約1割短縮。排出ガス性能はおよそ40%も低減させているという。0‐100km/h加速は3秒以下、最高速は350km/hオーバーの実力だ。ラ・フェラーリは、世界限定499台が生産される予定。刺激的なサウンドを奏でながら、テストコースを疾走する同車の映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。
【無料資料DL】イード、「IAAモビリティ&IFAベルリン2025」イベントレポート報告会プランを販売、激動の欧州の自動車産業の行方は? 2025年9月2日 株式会社イードは今年2025の9月5~9日にドイツ・ベルリンで開催…
先代86で人気の「イエロー」が限定発売! トヨタ『GR86 RZ “イエローリミテッド”』、389万7000円から 2025年9月5日 トヨタGAZOOレーシング(以下、TGR)は5日、『GR86』の特別仕様…