半導体のシルテラ、今年上期の受注は好調

国営投資会社カザナ・ナショナル子会社の半導体メーカー、シルテラ(Silterra)・マレーシアのカマルルザマン・モハマド・ジン最高経営者によると、今年第1・2四半期は注文がフルで入っており、プラントはフル稼働している。

エマージング・マーケット 東南アジア

国営投資会社カザナ・ナショナル子会社の半導体メーカー、シルテラ(Silterra)・マレーシアのカマルルザマン・モハマド・ジン最高経営者によると、今年第1・2四半期は注文がフルで入っており、プラントはフル稼働している。

需要は生産能力の3倍に達しており、電子企業などからオーダーが入っている。スマートフォンのディスプレーなどに使用されるチップへのオーダーは今後増加する見込みだ。スマートフォン「グーグル・ネクサス4」や「LGオプティマスG」、「アマゾン・キンドル・タブレット」はシルテラのチップを採用している。

カマルルザマン氏によると、シルテラは過去5年間に渡り利益を計上しており、年間の利益額はおよそ5000万リンギ。今後3年間はこのレベルを維持すると見込まれるという。

半導体メーカーの世界大手は▽TSMC(台湾)▽グローバル・フォンダリーズ(US)、UMCグループ(台湾)、SMIC(中国)--で、世界市場シェアの75%をコントロールしている。シルテラは売り上げの規模では世界で15位となっている。

千田真理子

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