米国の自動車最大手、GMのオーストラリアブランド、ホールデンは2月10日、新型『コモドア』を発表した。コモドアは、1978年に誕生したホールデンの主力車種。2006年に登場した現行モデル(VE型)は、4世代目にあたる。パワフルなエンジンにFR駆動を組み合わせた、オーストラリアの顧客好みのマッスルセダンだ。新型コモドアはVF型と呼ばれ、5世代目モデルとして誕生。オーストラリアで設計し、開発テストを経て、現地生産される。しかし、車台はシボレーブランドが米国に投入する大型スポーツセダン、『SS』と共有することが決定済み。GMのグローバル戦略に基づいて開発されたのが新型の特徴となる。シボレーSSは、米国向けシボレーブランドのセダンとしては、17年ぶりのFR車。車名のSSとは、「スーパースポーツ」の略で、シボレーの高性能車に伝統的に冠されてきたグレード名だ。新型コモドアには、オーストラリアの顧客の嗜好に合わせた内外装を採用。搭載エンジンは公表されていないが、ガソリンのV型6気筒とV型8気筒を設定。トップグレードには、6.2リットルV8が用意されると見られている。
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