JR東日本、長野県・佐久市と連携、都市部からの移住・交流を促進

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JR東日本、長野県・佐久市と連携、都市部からの移住・交流を促進
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JR東日本は、長野県、佐久市と連携して移住・交流促進に取り組むと発表した。

長野県は「長野県移住・交流推進戦略」に基づいて豊かな自然環境に恵まれた良好な生活環境など、県の強みとポテンシャルを最大限に活用し、移住者や交流人口を増やすことで地域の活力を創出、行政と民間の連携による移住・交流施策を展開している。

日照時間が全国トップクラスで晴天日が多い佐久市は「佐久市交流人口創出基本計画」に基づいて定住人口を増やすための総合的な施策に取り組んでいる。

一方でJR東日本は「グループ経営構想V(ファイブ)」で地域の活性化に貢献するとともに、新たな交流人口を生み出すことを目的に、自治体の進める移住促進プログラムへのサポートに取り組む方針。

今回3者は、移住・交流促進のために連携して取り組むことにした。

具体的には、JR東日本は移住前の不安を解消するため、実際に現地を体験してもらう視察旅行をJR東日本「大人の休日倶楽部」会員に利用しやすい料金で提供する。自治体のコンテンツ(居住環境の現地説明会、農業体験)と新幹線などを組み合わせ、JR東日本の保有する宣伝媒体・販路を活用して移住施策をサポートする。

「大人の休日倶楽部」会員が移住後も気軽に首都圏へ出掛けられるよう、移住先の佐久平~首都圏間の移動をサポートするサービスも検討する。

長野県は東京都・有楽町の「長野県移住・交流センター」で、JR東日本「大人の休日倶楽部」会員からの問い合わせや相談に応対する。佐久市と連携して、魅力ある移住体験ツアーやスムースな受け入れを支援する。移住後のサポートとして移り住んだ人や交流推進団体とのネットワークづくりを行い、地域における受け入れ気運の醸成を図る。

佐久市では、魅力を実感できる体験ツアーを提供し、移住を希望する「大人の休日倶楽部」会員を受け入れる。会員が森林整備を体験できる「大人の休日倶楽部の森林(もり)」なども検討する。空き家バンク「おいでなんし!佐久」を活用して、佐久市内の物件を案内する。

《レスポンス編集部》

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