英エコノミスト誌はこのほどマクドナルドの「ビッグマック」1個の米ドル建て価格を各国ごとに示す「ビッグマック指数」の2013年最新版を発表。
マレーシアは2.58米ドルとなり、米国における価格(4.37米ドル)より40.96%安いことが分かった。
同指数は各国通貨の購買力を比較するもので、ほぼ世界全体で売っていて大きな品質の違いのない「ビッグマック」が安く買えるほど、その国の通貨が対米ドル比で過小評価されていることを示す。
マレーシアにおけるビッグマック1個の実際の価格は7.95リンギ(単品・税含まず)。「ビッグマック」指数に当てはめると、リンギと米ドルの適正為替レートは1米ドル=1.82リンギとなる。主要アジアの通貨も揃って評価安となっており、シンガポールは16.56%、タイは33.05%、インドネシアは34.51%、それぞれ割安評価となっている。
円安が進んだ日本のビッグマック価格は3.51米ドル(320円)で、19.54%割安だった。反対にユーロ圏は4.88米ドル(3.59ユーロ)と割高で、過大評価されていることを示している。