ドイツの高級車メーカー、BMWは2月7日、『3シリーズ グランツーリスモ』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開される。
同車はBMWの主力モデル、『3シリーズ』から派生した新型車。BMWはすでに、『5シリーズ』ベースの派生車種(厳密には『7シリーズ』がベース)として、『5シリーズ グランツーリスモ』を用意。これと同様のコンセプトで、3シリーズ グランツーリスモは誕生した。
すでにセダンとワゴンが設定されている新型3シリーズだが、3シリーズ グランツーリスモは両車の特徴を、1台に融合。セダンのダイナミックさやスポーティさ、ワゴンの機能性や使い勝手を、1台にまとめあげた。
3シリーズ グランツーリスモは、ワゴンの『3シリーズ ツーリング』に対して、全長が200mm、ホイールベースが110mm大きい。全高も81mm引き上げられた。しかし、フロントマスクには3シリーズに共通の表情が与えられており、3シリーズの一員と識別できる。
ボディサイズ拡大のおかげで、室内空間は3シリーズ随一の広さ。とくにシートの高さは59mm高められており、見晴しの良さや乗降性を向上させる。後席足元の余裕は、セダンやツーリングに対して、70mm拡大。BMWによると、ひとクラス上の快適性を実現しているという。