1月30日、NASAはケープ・カナベラル空軍基地にて、NASAのデータ通信リレー人工衛星TDRS-Kを地球周回軌道まで運ぶ、アトラス-Vロケットの打ち上げ状況を記録したビデオを公開した。
2分18秒のビデオでは、打ち上げのカウントダウンから、1.8Gで加速するロケットのブースターポンプのプレッシャーなどをモニターする様子までが確認できる。
TDRS-Kは地球軌道を周回する通信衛星で、音声やテレメトリーといった情報を、宇宙船や軌道衛星、地上のコントロール・ステーションの間でリレーするシステム。これには国際宇宙ステーションやハッブル宇宙望遠鏡とのコミュニケーションも含まれる。
現在のところ約30年前に打ち上げられた最初の1機を含む10機のデータ通信衛星が軌道を周回しており、今回のTDRS-Kが加わることによって、より継続的なコミュニケーションを行なうことが可能となる。