BMWが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」。そのiブランドの市販第一弾モデルとして開発中の『i3』について、興味深いレポートが紹介された。これは1月21日、『オートモーティブニュース』が伝えたもの。米国で開催中のデトロイトモーターショー13の会場で、同メディアのインタビューに応じたBMWの研究開発部門のトップ、Herbert Diess氏は、「i3にモーターサイクル(二輪)用の2気筒エンジンを搭載する計画がある」と明かしたというのだ。BMWといえば、四輪車だけでなく二輪車も手がけている。それだけに、バイク用エンジンの四輪車への応用の可能性はあるが、車両重量が重い四輪車に、二輪車用の2気筒エンジンが使えるのか。そもそもi3は、ゼロエミッションのEVとして企画。同メディアによると、二輪車用の2気筒エンジンは、i3にオプションとして設定される「レンジエクステンダー」用エンジンになるという。レンジエクステンダーとは、モーター走行を基本に、バッテリー残量が少なくなった時にエンジンを始動させ、航続距離を伸ばそうというもの。つまり、BMWが考えている二輪車用エンジンは、車両を直接駆動するのではなく、モーターやバッテリーに電力を送る発電目的で採用されることになる。
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