「日本の『ものづくり』の代表選手として、『日本経済再生』の中軸を担っていかなければならない」
豊田章男自動車工業会会長は、日本自動車工業会など自動車工業団体が開催する「新春賀詞交換会」で抱負を述べた。
2013年11月に予定する東京モーターショーについては「一人でも多くの方に『クルマって、バイクっていいよね』と感じていただき、クルマやバイクの明るい未来を感じていいただけるようなショーにしたい」と、語った。
同会は1月7日午後、都内のホテルで開催され、約1600人が集まった。関係する国土交通省、経済産業省から太田明宏国交相、茂木敏充経産相らも参加した。また、安部晋三首相も挨拶に立った。
豊田会長は、貿易立国と国内に新たな付加価値を創造する産業投資立国という双発エンジンが互いに相乗効果を発揮するハイブリッド経済立国を目指すという政府の政策について、「大変力強い決意表明」と賛意を示すとともに、ここでも「お客様に過重な負担を強いている車体課税の抜本的な見直しを是非ともお願いしたいと思います」と、自動車取得税、自動車重量税の廃止を改めて訴えた。
豊田氏に続いて挨拶に立った茂木経産相は、この問題は「今月中にも決着する」と語った。