BMW『7シリーズ』がマイナーチェンジし、同時に、『アクティブハイブリッド7』もパワートレイン系などに改良が施された。価格は1198万円から。
「これまでの『アクティブハイブリッド7』はV型8気筒4.4リッターエンジンを搭載していましたが、今回から直列6気筒エンジンに変更しました」と、同車試乗会で述べるのはBMWマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント・マネジャーの岡田祐治さん。さらに、「バッテリー、モーターを大型化することにより、電気走行も可能なフルハイブリッドシステムを採用しました」という。
具体的には、「3リッター直列6気筒エンジンで235kw(320ps)、トルクは450Nmを発生。そこに40kwの電気モーターを追加しました」。このシステムトータルでは、「260kw(354ps)、トルクは500Nmを実現しています。燃料消費率はJC08モードで14.2km/リッターとラグジュラリーセダンといわれるクルマの中では一番の燃費を達成しています。その結果として平成27年度燃費基準+20%となり、重量税、取得税は100%免税となりました」
さらに、前述の通りゼロエミッション走行が可能となった。「リチウムイオンバッテリーを採用することで、よりパワフルな電気モーターが採用可能となりました。それにより、最高で時速60km、距離で最長4kmのセロエミッション走行が可能となったのです」。また、「コースティング機能は、60km/h以上でもアクセルオフにするとエンジンが停止し、クルマは惰性で走行することになります。その結果、燃費を最小限に抑えることが可能となりました」と述べる。
最後に、今回のハイライトとして岡田さんは、「以前のアクティブハイブリッド7は左ハンドルもでるしかありませんでしたが、今回から右ハンドルも追加になり、より日本市場にあったモデルになりました」とする。「日本はハイブリッドの占める割合が非常に大きい市場なので、このアクティブハイブリッド7が、7シリーズの中核モデル、コアモデルになると考えています」と語った。