フェラーリ初の市販ハイブリッド、車名は F150…6.3リットルV12ハイブリッド搭載

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フェラーリ F150 の予告画像
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イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが現在、開発を進めている『エンツォ』後継車。同車の車名が、『F150』に決定した。

これは12月21日、フェラーリが公式サイトで明らかにしたもの。これまで開発コードネーム、「F70」と呼ばれてきたエンツォ後継車が、F150としてデビューすることが確定している。

F150は、フェラーリ初の市販ハイブリッド車になるが、注目のパワートレインも公表された。F150には、『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジン(最大出力740ps)に、2010年3月のジュネーブモーターショー10で初公開したフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」の最新版を組み合わせる。

最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステムだ。

このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、F150はエンツォ比で 0-200km/h 加速タイムを約10%短縮。排出ガス性能は40%も低減しているという。

《森脇稔》

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