商船三井は、同社が保有・運航する木材チップ船が遭難者を救助したと発表した。
同社によると現地時間12月3日明け方、チリ・コロネルから愛媛県伊予三島に向けて航行中の木材チップ船「グローバル・エクスプローラー」がホノルル当局から遭難したヨット「MAKALII」の救助要請を受け、直ちに現場へ急行した。
同日夜、船は救助現場に到着し、捜索・救助を開始した。荒天に加え、夜間の救助活動で視界が制限される中、約9時間にわたる捜索を続け、遭難者1人を救助した。
グローバル・エクスプローラーは、風の影響を受けやすい大型木材チップ船型で、荒天下での捜索活動は困難だった。同社では乗組員の適切な判断・対応で無事遭難者の救助を完遂したとしている。
グローバル・エクスプローラーは全長209.99m、総トン数4万7407トンで、乗組員はフィリピン人21人。