神戸製鋼所、中国の高級ばね用鋼線事業をサンコールなどと合弁化

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神戸製鋼所は、中国広東省佛山市南海区の子会社である、高級ばね用鋼線製造会社「コベルコ・スプリング・ワイヤー・フォーシャン(KSW)」に、神鋼鋼線工業、サンコールが資本参加して合弁化すると発表した。

KSWは増資し、高級鋼線の供給体制を強固なものとするための、材二次加工に関する製造技術を強化する。製造技術、生産管理、顧客サポートなどの支援が期待される神鋼鋼線とサンコールに、事業運営の当事者として参画してもらう。

増資手続きは、今月にも完了する予定。増資後のKSWの出資比率は、神戸製鋼(神鋼投資有限公司)が50%、神鋼鋼線が25%、サンコールが25%となる。

KSWは、2012年1月に中国広東省佛山市南海区に高級ばね用鋼線の製造販売を目的として設立した。2013年2月の稼動開始を目指し生産準備に入っている。

神鋼鋼線、サンコールがKSWの運営に参画することにより、品質、競争力、柔軟な市場対応能力を備えた、より強固な高級鋼線の現地供給体制を構築し、中国で拡大する高級ばね用鋼線の需要獲得を目指す。

《レスポンス編集部》

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