フォルクスワーゲンの新世代コンパクトカーとして、2012年10月、日本市場にも投入された『up!』。同車に欧州で、新たなモデルが設定された。
これは12月5日、フォルクスワーゲンが発表したもの。『eco up!』の欧州市場での発売が宣言されている。
同車はup!をベースに、燃料をCNG(圧縮天然ガス)に対応させたモデル。エンジンは通常のup!と同じで、1.0リットルの3気筒。最大出力は68ps、最大トルクは9.2kgmを発生する。床下には、2個のCNGタンクが追加され、容量は72リットル。そのひとつには、10リットルのガソリンが入るサブタンクが装備された。
eco up!には、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムなどの「ブルーモーション」テクノロジーを採用。100km走行あたりのCNG消費量は2.9kg、CO2排出量は79g/kmという優れた環境性能を実現する。
eco up!のドイツにおけるベース価格は、1万2950ユーロ(約140万円)。フォルクスワーゲンは、「走行100km当たりの燃料代はおよそ3ユーロ(約320円)」と、維持費の安さをアピールしている。