11月16日から18日にかけて、アルペン・クラシックカー・ラリー2012が開催された。主催はアルペン・クラシックカー・ラリー大会事務局。
日本でもクラシックカーによる本格的なターマックラリーが開催された。1973年以前に製造されたモデルが対象で、安全装備としてロールバーなどが義務付けられている。
この大会の会長は世界的ラリードライバーとしても知られる新井敏弘氏。彼を中心にコースやレギュレーションを作製、さらにはドライバーやナビへのインストラクションを行い、本格的なラリーをクラシックカーでも楽しめる内容となった。
16日、アークヒルズカラヤン広場(東京都港区)から約30台の参加車がスタート。この日は群馬サイクルスポーツセンター(群馬県利根郡)まで移動。そこで、座学とレッキが行われ、その後タイムトライアルとなった。座学ではペースノートの作り方をはじめ、様々な基礎知識を新井氏から学ぶ。そして、何度かレッキを走行し、タイムトライアルを行った。
翌17日は、群馬県渋川市市長によるオープニングセレモニーの後、林道を完全にクローズした本格的なスペシャルステージ8か所をアタック。それぞれ2km前後のコースはかなりな上り坂が多く、新井氏によると、ラリー初心者でも安全に、かつ楽しめるコース設定にしたとのこと。
最終日はヒルクライムを行った後、スタート地点となったアークヒルズカラヤン広場へ戻り表彰式となった。
総合優勝はアストンマーチン『V8』。2位はフォード『エスコートRS』であった。