トヨタ『クラウン』が12月末、モデルチェンジを実施する。スポーツ版の「アスリート」は、パワートレインがさらなる進化を遂げる。
アスリートシリーズは従来通り、フォーマルな「ロイヤル」シリーズに対して、スポーティな位置づけ。新型では現行型以上に、アスリートとロイヤルとの差異化が図られるが、アスリートはスポーツグレードに相応しい心臓部を手に入れる。
アスリートの最上級仕様には、現行型と同じく、2GR-FSE型3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は315ps、最大トルクは38.4kgmと、数値自体は現行型と変わらない。
大きく変わるのは、トランスミッション。現行の6速ATではなく、8速ATを組み合わせる。この8速ATには、クラウンとしては初となるパドルシフトを採用。Mモード時にはギアが固定されるため、高回転域までパワーを引き出すことが可能になる。シフトダウン時には、ブリッピングを行い、エンジン回転数を合わせる機能も付く。